家具の話


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家具について少し話してみます。

手作り家具、注文家具、作り付け家具、既製品の家具以外の家具には他にもいろいろな呼び方の家具がありますが、木の工房やまねではこれらの家具は
同じものと考えます。もちろん実際には作り方やいろいろな意味で違う物ですが、当工房では同じ様に手作りの家具として作らせて頂きます。
実用品として生活に必要な家具ですから、お部屋の様子や身体のサイズにピッタリ合えば大変使いやすくスッキリとしますね。決して贅沢をする事はないのです。


手作り家具工房に気軽に相談して下さい。

既製品の家具も良い物はたくさんあります。そうした家具の中でお客様の要望に応えてくれる家具があればそれはそれで良い事だと思います。まさに相思相愛なのですから誰も邪魔は出来ません。でも、そうでない方もたくさんおられます。その様な方のために手作り家具工房はあるのです。たとえばテーブルやイスは身体に合ってなければ疲れます。収納であれば中に何を入れるかで、棚板の枚数や間隔も変わってきます。よく既製品の収納家具の上にやや大きめの箱などが置かれているお部屋がありますが、このような場合まず棚の間隔が合わず仕方なくその場所に置かれているのです。このような家具の上の
箱が無くなっただけでもお部屋はずいぶんスッキリします。

また、お部屋をリフォームされる時などに多くの方からご相談を頂いています。 建築屋さん任せでは、行き届かない部分もあります。
家具屋でなければ、考え付かないこともありますので、ご一緒に考えてみてはいかがですか?


材料について


木の工房やまねでは、6月に開業以来タモやホワイトオークなどの広葉樹を扱っていますが、べつにこだわっている訳ではありません。針葉樹にしろその他の広葉樹でも入手可能な木材はありますからご希望があれば聞かせてください。
針葉樹というと建築材が思い浮かびます。木造住宅の建築現場で使われている材料はほぼ松や杉などの針葉樹です。広葉樹に比べ柔らかく傷がつきやすいなど家具には向かないように言われていますが、本棚や吊り戸棚など杉材で製作した事があり、材料その物が軽いので住宅にかかる負担も少なく家具の種類によっては充分使えると思います。またパイン材などはあの節がいいといわれるお客様もおられましたし、子供部屋の家具はパインや杉などの針葉樹の家具の方が温かみがあっていいと思います。
広葉樹であればウオールナットやチェリーなど独自の色が合うお部屋もあると思います。

また、合板を使ったフラッシュ加工の家具の製作も行います。 大型の作り付け収納などの場合は、このような新建材を使う事で、
価格も抑えることができます。もちろんこのような材料を使った場合も、充分な強度が得られるように加工しますので、永くお使いになれますよ!




塗装について


木の工房やまねでは、塗装はオイル仕上げをしていますが、お客様のご希望があればウレタン塗装も行います。オイルとウレタンといえば両極端ですが、
それぞれに長所と短所がありますから、お使いになる家具に合わせて選べば良いと考えます。
オイル仕上げでは、木材の表面に植物性のオイルを刷毛で塗っては、拭き取るといった方法で塗り重ねていきますが、表面に塗膜を作りませんから仕上がった家具は木材の手触りが、心地よく感じる事が出来ます。また月日とともに表情豊かな家具になって行きます。ただ塗膜が無い事でウレタン塗装のような耐水性、耐汚染性は望めませんが、テーブルの天板やキッチンなどで使用する家具のように水がかかる可能性の高い箇所には、専用の硬化剤を使用する事で耐水性、耐汚染性を向上させる事が出来ます。また、使用するオイルは天然植物性のもので安心してお使いになれます。使用するオイルについては、お客様にご希望の物があれば、対応出来ますから遠慮なくお申し付け下さい。
ウレタン塗装では、吹き付けにより下塗り2回と上塗り2回の工程で仕上げていきます。オイル仕上げと違い木材の表面に塗膜を作るため手触りは、オイル仕上げのようにはいきませんが、耐水性、耐汚水性はオイル仕上げの家具に比べ優れています。
先にも述べましたが、使用する家具やお客様の好みに合わせて選んで頂ければよいと思います。



デザインについて


家具のデザインにはいろいろなタイプの物がありますが、木の工房やまねでは丈夫で長持ちするという事を第一に設計しますから、それらの事を無視するようなデザインの家具は作りません。お客様からご注文を頂いたら、家具を納めるお部屋で家具だけが目立つようでは困りますから、お部屋の様子に合わせて設計します。そうして出来上がった家具にお客様のこだわりを取り入れる事が出来たら、きっとご満足いただけると思います。



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